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☆むし歯予防のために知っておいてほしいこと☆
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2019年11月18日
皆さん、こんにちは
あかな歯科クリニックの赤名です。
今回のテーマは、「フッ化物」について
お伝えしていきたいと思います。
「フッ化物塗布」とは歯に直接フッ化物を作用させる方法で、
綿球で塗ったり歯ブラシで塗ったりする歯科医師や歯科衛生士など専門家が行う方法です。フッ化物は、むし歯予防として大きく3つ効果があります。
1.歯を丈夫にする
エナメル質の結晶を強くし、むし歯になりにくくします。
2.初期むし歯の進行を抑える
むし歯になりかかった歯の表面を修復し、進行を抑えます。
3.細菌の活動を抑制する
むし歯菌が歯を溶かす活動を抑えます。
フッ化物は、自然界の中でも広く分布している元素の一つで、海水、河川水、地中にも含まれ、食物や人の体にも含まれています。
しかし、通常植物から摂る量では、むし歯予防には足りません。フッ化物はどこにでもある自然環境物質です。(単位ppm)
歯が生えた1歳頃から、定期的に塗布を受けることが効果的です。
また、歯周病で根元が露出した歯のむし歯予防にも効果があります。フッ化物の応用
❶フッ化物入り歯みがき剤
●歯をみがくときはフッ化物入り歯みがき剤を使いましょう。
フッ化物入り歯みがき剤は薬用成分の欄にMFP(モノフルオロリン酸ナトリウム)、NaF(フッ化ナトリウム)もしくはSnF2(フッ化スズ)の表示があります。
●歯みがき剤の量は、大豆程度を歯ブラシにつけてみがき、最後に軽くうがいをします。
何もつけない方がみがきやすい場合は、何もつけずにみがいた後、仕上げみがきとして歯の表面にフッ化物を塗るつもりで使用するとむし歯予防の効果が期待できます。
●歯みがき後のうがいは少量の水で少ない回数の方が予防効果が高くなります。
●うがいを必要としないフッ化物スプレーやジェル等もあります。
❷フッ化物洗口
- うがいが上手にできるようになる4歳頃から永久歯がそろう中学生頃まで行うと効果的です。
- 洗口液を5~10ml口に含み、液がよく歯に行きわたるように1分間うがいをし、吐き出します。
あかな歯科クリニックでは、むし歯予防にフッ素の使用をオススメしております。
いつでも相談してくださいね。